営農型太陽光情報提供システム.com
運営元:株式会社野田建設
弊社では、「SDGs」に賛同し、「7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに」
「2:飢餓をゼロに」を達成します。
皆様こんにちは!
本日もブログをお読み頂き、誠にありがとうございます。
今回は「農業の法人参入と植物工場」についてお話ししたいと思います。
農業に関しては、企業が実施するよりも一般の農家の方が成功している傾向にあります。
その一番の理由としては、いくらIT化してコンピューターによる管理体制が進んでも、
最後に総合判断するのは「人のチカラ」が重要だということです。
9:00~17:00まで働く一般のサラリーマンのような働き方では植物の管理は困難であります。
例えば、大手電気機器メーカーのオムロンも農業参入に取り組み、撤退を余儀なくされました。
オムロンは自動制御機器を導入し、太陽の光を利用した大規模な植物厚情を建設しましたが、
わずか3年で撤退しました。
太陽光ではなく、LEDを使用した完全な人口光による植物工場であれば、
無農薬栽培が可能であり、安定的で高速生産が可能であるとされています。
しかし、人間の目に見える光の波長に比べ、植物の成長には様々な光の波長が必要になります。
現在の技術ではLED植物工場の設備コストや運転コストが高くつきます。
その為、リーフレタスなどの食べられる部分の多い葉菜類かつ無農薬栽培などの付加価値をつけることで
通常より単価を高くして販売できる特定の作物しか採算が取れない構造となっています。
このような人口光の植物工場が稼動できているのは農林水産省や経済産業省等からの
高額な補助金が有る為と言われています。
農業生産法人を実際に作って成功している企業の例としては、農業生産は現場のプロに任せ、
自社は販売を中心に行うという役割分担を徹底していることです。
農業者の不得意な分野である農産物の販売という部分に特化し、企業がそれを担うといった
適材適所な構造を築いています。
今後、農業のIT化がますます進んでいくことは間違いありませんが、
企業が農業に参入するためにはまだまだ課題は残されていると言えるでしょう。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
また次回のブログもご期待ください。