営農型太陽光情報提供システム.com
運営元:株式会社野田建設
弊社では、「SDGs」に賛同し、「7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに」
「2:飢餓をゼロに」を達成します。
皆様こんにちは!
本日もブログをお読み頂き誠にありがとうございます。
今月は「AI(アグリインフォサイエンス)農業」について4週にわたってお送り致します。
農家は作物と農地の情報に基づき、どのような農作業を実施するかを判断・実施し、
農地と作物に影響を与えますが、「AI農業」ではこの「判断」の部分を可視化することが可能となります。
「熟練農家」と「経験が浅い」農家では同じ面積の畑を耕作しても売り上げベースで3倍~5倍もの差があると
言われています。これらは収益ベースでいくと10倍近い差が出るケースもあります。
全ての農家が作りやすい旬の時期に作物を作って売れば、当然価格は下がって儲かりません。
実際に成功している農家はきちんと利益を考え、長期間にわたって稼げるビジネスとして農業をとらえています。
例えば農作物の流通量が減る季節外れに、栄養価と品質の高い作物を安定的に供給することで、
ビジネスチャンスを広げています。
このように経験の浅い農家に比べて何倍もの収益をあげる「熟練農家」ですが、このノウハウをマニュアル化し、
全国に広めようという取組は以前より行われていました。
しかしこのマニュアルは「作業」の記述でしかなかった為、熟練農家と同じ付加価値の高い作物を気軽に作れると
いうようなレベルのもではありませんでした。
熟練農家はわずかな気候の変化・生育状況の変化を見極め、適切な作業の修正を行っています。
熟練農家はほぼ無意識のうちにこのような高度な判断を繰り返しています。
このように一般的な「作業」のみ記述したマニュアルでは意味が無く、ノウハウは継承できません。
そこで、最新のIT技術を活用し、本人すら自覚していない「暗黙知」の「見える化」をしようというのが
「AI農業」です。現在のテクノロジーを駆使すれば、熟練家が持つノウハウを客観的に評価することも
不可能ではありません。
熟練化の「判断」を可視化できれば経験の浅い農家でも最適な状況・タイミングで動けるようになり、
無駄な作業を減らすことにつながります。
このように「AI農業」は農業未来を支えるものとなっています。
本日も最後まで読み頂きありがとうございました!
次週も「AI農業」についてより詳細にお話しさせて頂きます。