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日本の耕作放棄地の現状について

皆様こんにちは!

本日もブログをお読み頂き誠にありがとうございます。

本日は日本の耕作放棄地の現状についてお話しさせて頂きます。

平成27年度の「農林水産省」のデータによると、耕地面積が449.6万ha存在し、その内荒廃農地(現在作物の栽培の為に使用されて

おらず、通常の農作業で作物の栽培が不可能とされている農地)が28.4万ha、再生利用可能農地(抜根、整地、区画整理、

客土により、通常の農作業が可能となる農地)が12.4万haとなっています。

現状、何の作付けもされていない農地の割合がここまで増えています。

一度放棄された農地を元に戻すのは難しく、耕作できる状態まで戻すのに相当な手間とコストがかかってしまいます。

農地として地力を回復させるには、伐採・伐根の後に耕起、土壌成分調整、施肥を行っていき、作業前の状態にも左右はされますが、一般的に3haあたり150万円程度かかると言われています。

耕作放棄地は耕せる状態に回復させるまでが大変ですので、耕作放棄地の増加は大きな脅威と捉えなければなりません。

耕作放棄地が増える要因として、「先祖代々の土地を手放したくない」といった声をよくききます。

基本的に「どこの誰か分からない人に貸したくない」という思いがあるようです。

また、それとは別の理由として「農地」を高値で買取ってもらうことを期待している方も存在します。

例えば、ショッピングセンター建設となれば、その農地の価値は何十倍にも膨れ上がります。

宝くじよりも高い確率で大金を手にできる可能性を狙って、農地を持ち続けるのです。

このような理由により、耕作放棄地が中々有効活用されない背景があります。

ソーラーシェアリングという副収入を得られる農地の有効活用により、耕作放棄地の割合が減ることを願っています。

本日もお読み頂きありがとうございました。

次週もお楽しみに!

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