営農型太陽光情報提供システム.com
運営元:株式会社野田建設
弊社では、「SDGs」に賛同し、「7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに」
「2:飢餓をゼロに」を達成します。
皆様こんにちは。
ソーラーシェアリングのことならお任せ!
『営農型太陽光情報システムドットコム』を運営する野田建設です。
本日もブログをお読み頂き誠にありがとうございます。
前回のブログから引き続き、2本立てでお送りさせていただいております。前編として前回のブログでは
「ソーラーシェアリング業界のこれまで」をご紹介させていただきました。後編として本稿では
「ソーラーシェアリング業界のこれから」をご紹介させていただきます。
2019年を一言で表すなら、2021年度におこなわれるFITの抜本見直しに向けた「行動」の一年でございました。
当初、これからの太陽光発電は「2021年度にはFITを活用した全量売電がなくなりFIP(Feed in Premium)へ移行
していく」と、業界内部でも予想されておりました。
しかし、今回新たに「小規模事業用太陽光発電」というカテゴリでくくられた、50kW未満の太陽光発電に対する
FIT制度の扱いの変更がおこなわれました。
2020年度から自家消費要件を課すという制度案によって、10kW以上50kW未満の野立て低圧太陽光市場で、EPC事業者が
事業展開することは事実上難しくなってまいりました。
その中で、ソーラーシェアリングは「地域活用電源」というカテゴリの中で、低圧規模であっても例外的に
FITが2020年度も継続される要件設定が行われました。
その条件として「農林水産行政の分野における厳格な要件確認」を求め、ソーラーシェアリングの一時転用許可における、
いわゆる「10年許可」の対象事業については、FIT適用に際して自家消費を必要としなくなりました。
この措置の背景には、ソーラーシェアリングが持つ地域貢献や、電源としての政策横断的な価値が経済産業省・
資源エネルギー庁でも認められたと言えます。
2020年のソーラーシェアリングは誰が牽引するのかを考えていくと、その候補の一つとしてRE100に取り組む
大企業のサンユウが視野に入ります。
RE100の2019年の年次報告書を見ると、RE100に加盟している企業の75%が2030年までに再生可能エネルギー100%目標を掲げています。
規模の大小を問わず日本企業も、国際競争の中で同等の目標を掲げる必要に迫られるでしょう。
そのような時代にあって、国内での再生可能エネルギー電源確保のニーズが高まります。
しかし、現在の我が国における再生可能エネルギー発電電力量は、産業部門の電力需要の3割相当しかありません。
産業部門以外も再生可能エネルギー電源を使っていくとなれば、RE100達成のためには自ら再生可能エネルギー
発電設備に投資していく必要が生まれます。
再生可能エネルギーの中でも電源コストが比較的安いのは太陽光発電であり、まとまった土地が確保しやすいことで
ボリュームを稼げるソーラーシェアリングが最有力の電源だといえます。
制度変更によって野立て太陽光の市場規模が収縮していく中、ソーラーシェアリングは今後もFITを後ろ盾として、
さらに市場が拡大していくでしょう。
太陽光発電に関する、お困りごとがございましたらいつでもご相談ください。
太陽光発電なら野田建設にお任せ!
来週のブログもお楽しみに!