営農型太陽光情報提供システム.com
運営元:株式会社野田建設
弊社では、「SDGs」に賛同し、「7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに」
「2:飢餓をゼロに」を達成します。
皆様こんにちは!
本日もブログをお読み頂き誠にありがとうございます。
今月も先週に引き続き「AI(アグリインフォサイエンス)農業」についてお送り致します。
先週の記事でもお話しさせて頂きましたが、「AI農業」を活用すれば、
熟練農家が持つノウハウを可視化することができ、経験の浅い農家の成長スピード及び作業性を
向上させることが可能です。
農業の世界では昔から「水やり10年」といわれるように、10年たってやっと一人前とされています。
しかしそれでは未経験者が参入しにくく、農業従事者は減り続けてしまいます。
また更に、一人前と言われるレベルになる為には上級者や熟練者が近くにいる環境が重要となり、
周囲からの適切なフィードバックが必要と言われています。
そこでこれら経験者のみがもつ「暗黙知」の領域を「IT」を活用することで可視化し、
教育機関を圧倒的に短くすることが可能となります。
これにより、農業に興味のなかった若者や、仕事をリタイヤした高齢者も参入しやすくなると考えられます。
熟練者のノウハウを「可視化」すると伝えてきましたが、その方法として以下のようなツール類を用いて行います。
① 視線データ
熟練者の農家に「アイカメラ」と言われる視線を計測できるカメラを着用してもらい、
熟練者が無意識に目を向けている部分をデータとして計測し、数値化します。
これにより、最適な判断の為の観察ポイントをモデル化します。
② 判断入力ツール
農作業や、見回りをしている時に農家自身が主観的に気になった部分を入力するツールです。
問題発見能力や問題解決手段を区別することも目的としており、「気づき入力」という形でそれらを
客観的に把握します。それらを実際のデータと突き合わせることでフィードバックを実施し、
新たな得ることに役立てます。
③ 外部環境測定ツール
リアルタイムで圃場の環境測定と、作物の状況を測定します。
これらのデータに対してどのような視線や判断を行っているかを一元的に把握します。
そのような形で熟練者が下す評価を定量化していきます。
以上のようなIT技術を駆使することで農業従事者の早期育成と、非常に生産性の高い農業の実現が可能となります。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました
次週も引き続き「AI農業」についてお話しさせて頂きます。
お楽しみに!