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「CO2ゼロ・エミッション」の脱炭素化について

皆様こんにちは!

本日もブログをお読み頂き誠にありがとうございます。

今回は前回に引き続き日本の「CO2ゼロ・エミッション」についてお話したいと思います。

人為的に排出されるCO2の量をゼロにする為には一体どのような取り組みが必要となるのでしょうか。

今世紀末までに完全なゼロ・エミッションに到るまでに各国大幅なCO2排出削減を目指しています。日本も2050年までにCO2排出を80%削減することを目標としています。

現状のエネルギー最終消費ですが、これは「電力需要」と「非電力需要」に分けることができます。

「電力需要」は電気によって、「熱」、「照明」、「電動モーター」を動かす動力を得るものとなります。この電力需要を満たすための発電として「火力発電」等もろもろの化石燃料が使われています。このかく発電部門から発生するCO2は年間5億5000万トン(2013年度)とされています。

「非電力需要」は化石燃料を燃焼させて熱や動力を得ているものを指し、この活動によって我が国は年間約6億9000万トンのCO2が発生しています。

この「非電力需要」のゼロ・エミッションを達成する為には
・化石燃料で発生したCO2をその場で回収・貯留する
・バイオマス燃料を使う
・水素を使う
・電気を使う
等があげられます。

このうち、「化石燃料で発生したCO2をその場で回収・貯留する」技術については大型のプラントを対象にした技術である為、家庭や自動車から発生するCO2の回収・貯留は現実的で無いとされています。

よって、最終エネルギーの消費段階で「バイオマス燃料、水素、電気」いずれかで代替するという選択肢しかなくなります。

「電気」については再生可能エネルギーや原子力で作り、CO2排出量をゼロにし、「水素」についてはバイオマスからの製造、水を電気分解して生成するなどの技術があります。(ドイツでは再生可能エネルギーで作った電気を用いて水を電気分解し、水素を作る技術を「Power Gas」と呼んでいます。)

以上のような技術と戦略で日本は「CO2ゼロ・エミッション」を達成していくことになります。

2号に渡ってお伝えした「CO2ゼロ・エミッション」の内容でもお分かりのように、これから再生可能エネルギーの需要はどんどん膨らんでいきます。FIT制度は後数年で終了するとささやかれていますが、太陽光発電自体は決して衰退するものではありません。

地球の温暖化対策の為に、今まさに私たちのチカラが必要になるといえるでしょう。

本日もお読み頂きありがとうございました。

次週もお楽しみに!

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