営農型太陽光情報提供システム.com
運営元:株式会社野田建設
弊社では、「SDGs」に賛同し、「7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに」
「2:飢餓をゼロに」を達成します。
こんにちは。
本日もブログをお読み頂き誠にありがとうございます。
今回から全3回に渡って、営農型太陽光発電/ソーラーシェアリングに最適な作物についてお話をします。
第1回目は、当ブログでも何度か紹介をしている「榊」(サカキ)についてです。
神社の裁断や神棚の玉串などで使われる「榊」ですが、実は2種類あることをご存知でしょうか?
1つは「本榊」です。
モッコウ科サカキ属の常緑小高木です。
7cm~10cmと大きな葉っぱは先が尖っており、なめらかな曲線が特徴的です。関東以南の比較的暖かな地域に分布しています。
常緑小高木ということもあり、3年で2mほどにしかならないと、成長スピードは非常にゆっくりです。
また、日陰でも十分に育ち、病害虫に強く、さらには枝葉の出方が荒いため手入れの頻度がほとんど必要ありません。
もう1つが「ヒサカキ」です。
ツバキ科ヒサカキ属の常緑小高木です。
本榊と比べると、葉は3cm~7cmと細くて小さく密生しており、地方によっては「姫榊」とも呼ばれています。
本榊が関東以南の温暖な環境でしか育たないことに対して、「ヒサカキ」は北陸や東北地方などでも分布しています。
(余談ですが、ヒサカキは本榊の育たない地域で御神事用として重用されました。そのため、関東以北では、ヒサカキのことを本榊と呼ぶ地域もあるようです。)
ヒサカキも、日陰でも十分に育ち、また地質を選ぶことなく丈夫に育つという特徴があげられます。
葉が細く密生し、どこでも育つという特性が利用され、建物の北側の日当たりの悪い場所などに垣根としても植えられています。
このように「本榊」と「ヒサカキ」は厳密には別種の植物ですが、
・成長スピードがゆっくり。(3年で2m)
・日陰でも育つ。
・手入れが少なくてよい。
といった共通点があります。
営農型太陽光/ソーラーシェアリングを行う上でネックになる、営農物の大きさや、「遮光率」の問題に関しても、「本榊」や「ヒサカキ」であれば全く問題はありません。
では、育てた「本榊」や「ヒサカキ」は本当に出荷ができるのでしょうか?
次回は、「本榊」と「ヒサカキ」の出荷先について検討していきます!
本日も最後までお読み頂きありがとうございます。
次週もお楽しみに!